髪の脱毛

うなじはできるのに…

脱毛のメニューに「髪」が入っているサロンって、見たことがないですよね。額やうなじはあっても「髪」の脱毛はどこも行っていないようです。

「わざわざ髪を脱毛する人はいないからでは?」という声もあるかもしれませんが、髪の生え際を整えたい人。さらには、お坊さんとか、ファッションで頭はスキンヘッドに固定している人とか、需要がないわけではないと思うんです。

脱毛サロンの人に直接聞いたわけではないので憶測になりますが……。おそらく、頭部の光脱毛は、火傷のリスクが高くなるためではないかと思います。

髪の毛に覆われているので頭皮の状態というのはわかりづらいのですが、実は頭皮は思った以上に火傷しやすく、そして日常生活の中で実際に火傷を負っていることも多いのです。

原因はいろいろありますが、髪を洗うときにシャワーの温度が高すぎたり、ドライヤーをあてすぎたり、炎天下で帽子をかぶらずに長時間活動したり……。どれも低温火傷に近いのですが、ともかく、こんなことで火傷になるのです。ドライヤーのあと、妙に頭皮がかゆい、という場合は、火傷の可能性があります。

頭部は他の部位と違って筋肉がありませんよね。生えぎわの少し上や耳の後ろ辺りまではありますが、ほとんどは頭蓋骨の上に薄い筋膜が乗っている構造です。そのため高い熱が加わるとすぐに熱が上がってしまいます。そして細い血管しか通っていないために水分を蒸発させて皮膚を冷ますという機能も働きづらく、その結果、すぐに低温火傷の状態になってしまうのだと思われます。

光脱毛は毛根に高熱を加えて脱毛させる施術法です。腕や背中など他の部位は、皮膚の下に脂肪や筋肉があるので、チクッとした痛みを感じる程度でそれほど問題はありません。でも頭の場合は、同じ出力で処理すると火傷になってしまうのでしょう。

つまり、頭皮は熱に対してデリケートすぎて、光脱毛やレーザー脱毛のような、熱で処理する方法は適用できないのだと思われます。ワックス脱毛も髪の毛には使用しないようですが、やはりこれも、薄くてそれほど強くない筋膜に強い力が加わるのはリスクがあるためでしょう。

髪の毛を脱毛したい場合は、シェーバーか除毛クリーム、ということになるでしょうか。

 

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